ご注文や給湯器・ガスコンロ・取付工事などに関する質問を以下にまとめております。タイトルをクリックしていただき、詳細を御覧くださいませ。
ガスコンロの機能、能力について
「テーブルコンロ」と「ビルトインコンロ」はどう違うのですか?
ガスコンロには設置形態によって「テーブルコンロ」と「ビルトインコンロ」があります。テーブルコンロは、コンロ台やコンロ用スペースの上に置いて使用する据え置き型のコンロです。対してビルトインコンロは、システムキッチンの中に組み込むタイプのコンロになります。
<テーブルコンロ> | <ビルトインコンロ> |
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通常はテーブルコンロをお使いの方がコンロをお取替えの場合はテーブルコンロを、ビルトインコンロをお使いの方がコンロをお取替えの場合はビルトインコンロを選ぶことになりますが、テーブルコンロからビルトインコンロへの交換も専用キャビネットなどを別途ご用意いただきますと可能です。詳しくは一度お問い合わせ下さい。
ガスコンロの強火バーナーは左右どちらを選べば良いのですか?
一部の高機能なビルトインコンロの中には左右で火力を自在に調節できる機種もありますが、価格の安いビルトインコンロやテーブルコンロは左右で火力の大きさが異なっています。通常キッチン・台所のガスコンロ設置スペースは壁に隣接することが多いので、万が一の炎のあふれなどがあった場合に備えて、強火力バーナーは壁側にもってこないように設置します。
また、壁側に強火を持ってくると、強火で大きな鍋などを使い調理したい場合に鍋が壁に接触したり、必然的にスペースが狭くなるので調理がしにくくなったりします。
以上の理由から、ガスコンロを購入される際は今一度壁の左右を確認し、特別な理由がない限りは壁がないほうが強火のコンロをお選びすることをオススメします。
「Siセンサーコンロ」ってなんですか?
「Siセンサーコンロ」とは、安心(Safety)、便利(Support)、笑顔(Smile)を約束する賢い(Intelligent)センサーを搭載した安全性を備えたコンロです。現在掲載中の商品では、1口コンロ、業務用コンロなどの機種を除いたすべての機種が「Siセンサーコンロ」です。
Siセンサーコンロは以下の機能を備えています。
【国の基準】
- 天ぷら油過熱防止装置
- センサーが鍋底の温度を直接感知し、湯温をチェック。約250℃に達すると自動で火力を制御して油の自然発火を防ぎます。
- 立ち消え安全装置
- 煮こぼれや風などで万一火が消えてしまったら、自動でガスを遮断します。
【業界の安全基準】
- 全口消し忘れ消火化機能
- コンロ・グリルとも一定時間が経過すると自動で消火。焦げつき自動消火など、安全機能j作動時は優先して自動消火します。
- 早切れ防止機能
- 鍋底が焼く250℃になると自動で火力調整し、温度をキープ。炒めものなどの際に消火せず、お料理が続けられます。
【各メーカーの安全基準(メーカーや機種によって異なります)】
- 焦げ付き消火機能
- 鍋底の焦げ始めを感知し、自動的にガスをストップします。
- 鍋なし検知機能
- 点火している状態で鍋を離すと弱火になり、その後自動消火します。
- 炊飯機能
- センサーを利用してボタン1つでご飯を炊くことができます。
- 湯わかし機能
- コンロでお湯を沸かして沸騰後に自動で保温・消火が可能です。またタイマー設定も出来ます。
- コンロ調理タイマー
- 調理にあわせてお好みの時間で自動消火。パスタや煮込み料理などに重宝します。
コンロの天板の種類はどのようなものがあり、どう違うのですか?
ガスコンロにはさまざまな種類の天板があり、特徴やお手入れのしやすさ、価格などが異なります。それぞれの特徴をよく理解して、お客様の好みにあったコンロをお選びください。
- ガラストップ
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- 長所:耐久性に優れ、お手入れが簡単。現在の主流です。
- 短所:重いものを落とした場合破損の恐れがあります。
- Gクリアコート(ガラスコート)
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- 長所:ガラスに近い光沢感があり、ガラストップに比べて価格が安い。
- 短所:年数が経つとコーティングがはげてくることがあります。
- アルミ
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- 長所:熱を分散して、煮こぼれがこびりつきにくく錆びにくい。
- 短所:コンロ天板の端のほうまで温度があがる。
- ホーロー
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- 長所:耐久性に優れ、硬いものでこすっても大丈夫。
- 短所:汚れがこびりつきやすい。
- ステンレス
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- 長所:値段が安く、熱に強い。
- 短所:キズがつきやすく、熱には強いが赤茶色に変色する。
コンロに搭載されているグリルの種類と違いについて教えてください。
グリルは魚を焼くだけでなく、さまざまなお料理が可能な調理器です。グリルを大きく分けると片面焼きか両面焼きか、有水式か無水式かに分けることができます。
- 片面焼きグリル
- 片面焼きは、グリルバーナーの火炎が上方より出てきます。火炎で直接焼くと同時に火炎で鉄板を熱し遠赤外線で焼きます。両面焼きに比べるとひっくり返す必要もあり焼き上げるのに時間がかかりますが、食材が焼網にくっつきにくいという特長があります。
- 両面焼きグリル
- 両面焼きは、グリル内のバーナーの上方と下方からの火炎とその火炎で鉄板を熱し遠赤外線で焼きます。上下から同時に焼き上げるので調理をスピーディーに行 うことができ、途中でひっくり返す必要もありません。しかし片面焼きと比べると食材が焼網にくっつきやすいというデメリットもあります。
- 有水式
- グリルの受け皿に水を入れる物が有水式です。グリルは閉空間で過熱しますので、グリル内の温度の上昇を防いだり、魚を焼いた時の油の飛散を防止する目的があります。
- 無水式
- 無水式は、水を入れなくてもよい様に改良されています。オーブンと同じで、直火などの熱以外にもグリル内の対流の熱によっても調理します。無水式の場合、対流の熱に水分が混じらない分さらにカリッとした調理ができるとして人気があります。
現在ホームページに掲載しているビルトインコンロは、一部の機種を除いた大半の機種が「無水両面焼」グリルとなり、テーブルコンロは「無水両面焼」もしくは「無水片面焼」グリルとなります。
ステンレス製のごとく(ゴトク・五徳)とホーロー製のごとくはどう違うのですか?
コンロのバーナー部の周りに設置し、鍋などを乗せるための金属製の器具を「ごとく(ゴトク・五徳)」といいます。
現行のビルトインコンロ・テーブルコンロで使用されているごとくは主に、ステンレス製のものとホーロー製のものの2種類があります。当店で取り扱っているビルトインコンロでは、例えば下の2機種があります。
上の2つの商品は、コンロ自体の性能は全く同じなのですが、ごとくの違いだけで合計金額も異なっています。
この中で、値段の高いステンレス製のごとくの特徴は以下の通りです。
- ・ホーロー製のよりも熱に強く、丈夫
- ・見た目が美しい
- ・見た目が美しい反面、一度でも調理に使用すると変色する
テンレスごとくを使用して変色をしてしまった場合、汚れを磨くとある程度はキレイになるのですが(専用クリーナーを使用するとよりお手軽に磨けます)、最も高温になる先端部分など、一部の場所は変色が残ってしまう可能性があります。
商品カタログやホームページに掲載されているステンレス製ごとくのコンロは当然未使用品ですのでピカピカなのですが、こちらに惹かれていざ購入して早速使ってみたところ、変色をしてしまってあぜん・・・という可能性もありますので、購入を検討されている方は今一度ご注意ください。
IHクッキングヒーターと比べたガスコンロの長所は?
キッチンで使う調理器具はガスコンロの他に電気を使用するIHクッキングヒーターがあります。一見似たような機能ですが、ガスコンロにはIHクッキングヒーターにはない以下のような特長があります。どちらを買おうか迷っている方は参考にしてください。
温度検知が素早い
ガスコンロは温度感知のセンサーが直接鍋底に触れているため、素早く温度に反応します。また、炎が直接鍋を加熱することで、火力調節にも素早く伝わります。直に鍋底の温度を測って自動的に火力を調節するので、揚げものなどを調理する場合、200mlの少ない調理油でも過熱防止にしっかり対応できます。一方、IHクッキングヒーターはプレートに隔てられているため、センサーの感度が違い、500グラム以上の調理油が必要です。さらに、IHクッキングヒーターは炎が見えないために熱いという認識を忘れてうっかり触ってしまう危険性があります。IHクッキングヒーター自体は発熱しませんが、鍋からの熱伝導で調理後はガスと同じように高音になるため、注意が必要です。
料理が美味しく仕上がる
ガスの炎は鍋肌(鍋全体)を一気に加熱します。鍋全体を設定温度まで素早く上昇させます。鍋全体を均一に加熱することで大きく対流が起こり、食材のうまみをムラなくしっかりと閉じ込めスピーディーな調理が可能です。一方IHクッキングヒーターは鍋底だけを熱し、鍋内の対流の大きさもガスコンロと比べて小さめ。煮物を作る場合など、煮汁の対流が大きくならず、煮えムラができやすくなります。
最初から高温で一気に加熱可能
ガスのグリルは火力が強く、庫内温度を一気に約300度まで上昇させます。魚なら皮はパリッと身はジューシーに、高温でしっかりと焼き上げます。
鍋の種類は選びません
焼く、煮る、あぶるなど、日本食にはあらゆる調理法があり、料理によって使う鍋の種類もさまざま。ガスコンロはどのような鍋でも対応できます。一方、IHクッキングヒーターは素材や形状によって使えない鍋があるなど、制限があります。そりや脚があるものも使用できません。
- [ IHクッキングヒーターでは使えない形状 ]
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- ・直径12cm以下(※トッププレート囲み以下)
- ・中華鍋など底が丸いもの
- ・3mm以上のそりや脚があるもの
- ・鍋底の厚さが0.6mm以下のもの
バーナー、グリルがフルに使えます
忙しい朝でも、3口とグリルを最大火力で使ってスムーズ料理できるのがガスコンロの魅力。一方IHクッキングヒーターは使用できる電気容量にも制限があるため全て同時に使うことはできません。ラジエントヒーターとグリルも切り替え式のため同時に使うことができず、素早く料理を仕上げたいのに手間がかかってしまうことがあります。